暑い季節のゴルフは猛暑との戦いです。
7月〜9月頃までは日中の気温が30度を超える日も多くなりますので、ゴルフのプレーには十分な熱中症対策が必要となります。
こんにちは!
ゴルフ場勤務歴13年のはるちです。
夏のプレーは正しい熱中症対策をしないと命に関わるほど危険。
この記事ではゴルフの正しい熱中症対策をご紹介します。
暑い時期でもきちんと対策をすれば快適にゴルフを楽しめますよ。
せっかくプレー代も安くなる時期ですので、正しい知識と対策を身につけて夏のゴルフを満喫しましょう!
夏のゴルフは対策しないと危険!
僕は長年ゴルフ場に勤務していましたが、毎年多くのゴルファーが熱中症で倒れる姿を見てきました。
プレー中に熱中症になってしまう人は、特に20〜50代の比較的若い方が多い印象です。
人生経験豊富な年配者は熱中症対策を万全にしていたり、そもそも猛暑の日はプレーを避けたりする方が多いです。
若い人は仕事の付き合いや安い時期にプレーしたい気持ちから、多少無理をしても暑い中ゴルフをするケースがありますよね?
かと言って、普段あまり外で体を動かしていない人が、何も対策せずに真夏にプレーをすると熱中症のリスクが大きくなってしまいます。
正しい対策を行えばリスクを大きく下げることができますので、ここから紹介する方法をぜひ活用してみてください。
僕自身もおこなっている熱中症対策ですので、初めて夏のゴルフに挑む方は参考にしてくださいね。
プレー中に効果的な熱中症対策
夏のゴルフで倒れないための効果的な対策法をご紹介します。
あまりお金をかけずにおこなえる対策ですので、ぜひ取り入れてみてください。
①こまめな水分補給
熱中症の原因となるのが体内の水分・塩分不足です。
プレー中は夢中になり、つい水分補給を怠ってしまいがちになりますので注意してくださいね!
塩分を補給できるスポーツドリンクやミネラルウォーターがおすすめ。
500mlのペットボトルなら1ラウンドで最低2,3本は用意しておくのが良いでしょう。
1本冷凍のペットボトルがあれば氷代わりにもなりますし、長い時間冷えた状態をキープできます。
ポイントは「喉が渇いたな」と感じる前に水分を摂ること!
カートで移動する際に飲むクセをつけておくと安心ですよ。
②氷嚢で体を直接冷やす
氷を入れて持ち運べる氷嚢(ひょうのう)を使用すれば、体を直接冷やすことができます。
首周りや脇の下には太い血管が通っていますので、この部分を冷やしてあげると体温を効率的に下げてくれますよ。
氷嚢は1,000円前後で購入できますので、1つ持っておくと便利です。
中に入れる氷は事前に用意しておくのがおすすめ。
非接触を推奨される時代ですので、氷の提供をしていないコースもあります。
ゴルフ場でもらえない場合があるので、氷をクーラーボックスに入れていきましょう。
③日傘や帽子で直射日光を避ける
プレー中は直射日光を浴び続ける状態が続くので、気がつかないうちにどんどんと体力を奪われてしまいます。
なるべく太陽を浴びないために、帽子を被ったり日傘を使用するなどの対策をおこないましょう。
乗用カートに常設している傘はUVカット機能の付いたものが一般的ですので、日傘を持っていない方は積極的に使ってください。
また、コースを移動する際はできるだけ木陰を歩くことも効果的です。
日陰や木陰を歩くだけでも体感温度はグッと下がりますよ!
④汗は拭き取らない
汗がダラダラと流れ出てくるとタオルで拭き取りたくなりますが、体温が下がらず危険なのでやめましょう。
人間は汗を流すことで体温調節しているので、汗を止めてしまうとかえって逆効果になる可能性があるからです。
僕もこれを知ってからは汗を拭き取るのをやめました。
確かに体感温度は下がったと感じます。
注意点として、汗をかき続けると体内の水分は当然失われます。なので、汗をかいた分の水分補給を忘れずにおこなうことが大事です!
⑤体調に不調を感じたら無理をしない
「あとちょっとで昼休憩だから・・・」
「今リタイアしたら同伴者に迷惑がかかる・・・」
このように、体調不良を感じていながら無理をしてプレーを続けるのは非常に危険です。
プレー中に倒れてしまう人の多くがこのパターン。何度もこんな光景を目にしてきました。
少しでも「あれ?なんかおかしいな」と感じたら無理せずプレーを中断し、カート内で休むようにしてください。
場合によってはコースに連絡を入れて迎えにきてもらいましょう。
お迎えはまったく迷惑ではありませんので安心して連絡してください。
むしろ、途中で倒れてしまう方がコースや同伴者に迷惑がかかってしまいます。
熱中症対策に用意しておきたいアイテム
夏のゴルフを快適にプレーするために、あると便利な熱中症対策グッズをご紹介します。
こちらもあまり費用がかからずに用意できるものを集めました。
①保冷バッグ
冷たい飲み物や氷を入れておける保冷バッグは、夏のゴルフの必需品です。
せっかく冷えた飲み物もあったまってしまえば効果は激減。水分を補給できても体温を下げてくれません。
保冷バッグは持っておいて損はないですよ。
冷凍のペットボトルは保冷バッグに入れないほうが良いです。
まったく溶けずいつまでも飲めないので出しておくのがおすすめ。
②氷嚢(ひょうのう)
先ほど紹介した氷を入れて持ち運べる氷嚢もあると便利なアイテムです。
今は多くのメーカーから販売されていますが安いもので十分です。
1,000円前後で購入できますので用意しておきましょう。
③冷感タオル
水に濡らすとひんやりする素材でできた冷感タオルはとても重宝するのでおすすめ。
氷嚢と同じく、首元や顔に当てればひんやりして気持ちいいです。
乾いても水道水で濡らせばひんやりが復活しますよ。
コスパが良いのでとてもおすすめのアイテムです。
④冷却スプレー
ポロシャツなどに吹きかけると長時間ひんやり冷たくなる冷却スプレー。
吹きかけた部分に風が当たると寒いくらいに冷え冷えになります。
注意点として、あまりかけすぎると痛さを感じるほど冷たくなること。
効果を試しながら使用してみてください。
⑤日焼け止め
熱中症対策というより肌を保護する目的としてですが、日焼け止めも必ず対策しておきましょう。
普段あまり肌を焼かない人は特に注意!
プレー中は気づきませんが、対策を怠ると家に帰ってから地獄を見るハメになりますよ。
僕はもともと色白なので、日焼け止めをしておかないと激痛を味わうことになります。
⑥塩分を含んだ飴
汗をかくと体内の塩分が失われますので、塩分補給できる飴があると便利です。
プレー中に口が寂しくなった時にも役立ちますので1袋持っておくと良いでしょう。
僕が愛用しているのは「男梅」
塩分豊富ですし、普通に美味しいです。
もし熱中症になったらすぐにプレーを中断しよう
プレー中に体調不良を感じたらすぐにプレーを中断し、カート内などの日の当たらない場所で休憩しましょう。
できれば涼しい場所で安静にするのが望ましいので、コースへ連絡しクラブハウスに戻るようにしてくださいね。
無理してプレーを続けても良いことはありません。
どうにもならず救急車を呼ぶはめになった人を何人も見てきました。
周りに気遣う気持ちがあるなら、早めにプレーをやめることで周りに迷惑をかけずに済みますよ。
厳しい言い方ですが、同伴者やコースからすれば無理をされるのが1番困ってしまうことなんです。
まとめ
今回紹介した暑さ対策を行えば、プレー中に熱中症で倒れるリスクを最小限に抑えることができるはずです。
夏のゴルフは暑さとの戦いと言っても過言ではありません。
十分な対策をし、お得にプレーできる夏のゴルフを楽しみましょう!
ゴルフをお得に予約する方法を下の記事にまとめてみました。
ゴルフ場の予約担当者がおすすめする方法ですので、安くプレーしたい方はぜひご覧になってください。