- バイクでツーリングに行きたいけどどこへ行けばいいのか分からない
- 初心者だから車やバイクの交通量の多い道は走るのが怖い
- 高速道路を使わないでゆっくり一般道を走りたい
こんな悩みを持つ方は結構多いのではないでしょうか。
私も初めてバイクで公道を走る際、どこへ行けばいいのか分かりませんでした。
ググって調べてみましたが、峠道や走り屋の聖地のような場所ばかりで、行ってはみたものの怖くてすぐに帰ってしまったことも。
そこで、そんな初心者ライダーの方のために、首都圏からのアクセスも良い埼玉県内の初心者ライダーツーリングデビューにうってつけのコース・スポットを埼玉県民ライダーの私が紹介いたします。
バイク仲間と一緒に楽しく走るのも良し!
ソロでのんびり景色を眺めながら走るのも良し!
どんなスタイルでも楽しめるのがバイクの魅力です。
ぜひ埼玉の走りやすい道でツーリングを楽しんでください!
ベテランライダーのおすすめには注意!
バイクに慣れないうちは、先輩ライダーにおすすめの道を教えてもらったり、同行してもらうことも多いと思います。
ですが、あまり信用しすぎると痛い目に会うこともありますので注意が必要です!
彼らはベテランです。運転が上手いんです。
バイクの運転に慣れている人にとって楽しいコースと、初心者ライダーが走りやすいコースは全く異なります。
なるべく自分が初心者だということを理解してくれている人に、アドバイスや同行をお願いする方が良いでしょう。
もちろん、初心者ライダーに合わせてくれる人なら問題ありません。
前を走るライダーに無理について行こうとすると非常に危険です。
運転に慣れていないうちは無理は禁物!
自分のペースで走れる道や仲間を選びましょう。
国道299号線(入間方面→秩父方面)
いきなり定番中の定番コースの紹介ですが、初心者には注意して欲しい点があります。
入間市から秩父エリアへ続く国道で有名な299号線。緩やかなカーブが続く走っていて楽しいコースですが、初めて走りに行く場合には交通の速度に注意してください。
この道中は峠道となっておりますが、道幅も広く、カーブも比較的緩やかな道になっているため、初心者にもおすすめのコースとしてよく紹介されています。
しかし、秩父方面から入間・飯能方面へ向かう道のりは、下り坂が多く、車の流れが速いため初心者は恐怖を感じることが多いです。
初心者ライダーにとって一番怖いのは、まだ運転に慣れていないのに車やバイクの流れが速く、後続の車やバイクにピッタリくっつかれてしまうことだと思います。
秩父方面からの道は下り坂の影響もあり、ベテランライダーやドライバーも多く、車の流れも比較的速い区間が多いです。
実際、僕の妻はトラックにピッタリつかれてしまい、非常に怖い思いをしました。
そこで、初めての場合は入間・飯能方面から秩父へ向かう方が、上り坂が多く、自然と車の流れも遅くなることが多いので余裕を持ってライディングに集中できると思います。
行きは299号線で秩父へ向かい、帰りはまた別のルートで帰るというのが初心者にはおすすめですよ。
※夜間は走り屋と呼ばれる方たちが、すごい速さで走っていることが多いので注意してくださいね。
国道140号線(長瀞)
国道140号線も秩父地方を通っている国道で、埼玉県と山梨県を繋ぐ道路になっており、ツーリングの人気コースになっています。
秩父から山梨まで抜ける場合、途中で立ち寄れる場所が少ないので、最初は逆方向の秩父から長瀞方面へ向かうルートの方が安心かもしれません。
長瀞といえば、ライン下りで有名なスポットです。
140号線で長瀞を抜けていく道中は本当に走りやすく、前方の視界も広く、景色を楽しみながらバイクを走らせることができるのでおすすめです!
時間のある方は長瀞へ向かう前に、バイク乗りを歓迎している小鹿野町へ向かうのもアリです。
小鹿野町には「大滝食堂」というお店があるのですが、ここにはバイクのタンク型の容器に入ったバイク弁当が食べられます。
中身はご飯に味噌豚肉が乗った美味しいお弁当です!
ただ、バイク乗りに非常に人気のあるお店のため、休日のお昼時はかなり混雑しています。
1時間くらいは待ち時間があると覚悟しておいた方が良いかと思います。
雷電廿六木橋(ループ橋)
雷電廿六木橋(らいでんとどろきばし)は、秩父から国道140号線を通るルートで山梨方面へ向かうとじきに見えてくる通称「ループ橋」と言われる名所です。
滝沢ダムの近くに造られたループ橋は、その名の通り勾配をループ状に登っていく橋です。
走っていると、空に向かってクルクルと登っていくような幻想的な感覚に感動すること間違いなしです!
途中に休憩スペースもありますので、バイクを降りてその全景をぜひ写真に納めてみてください!
巾着田
こちらは埼玉県日高市にある、秋に曼珠沙華(彼岸花)が見られる名所です。
巾着田という名前は、日高市内に流れる高麗川の流れによって変化した地形が、巾着のような形をしていることから付けられました。
キャンプもできる場所があり、日高市随一の観光地となっています。
周辺道路も走りやすく、国道299号線が近いこともあり、バイク乗りの方たちとよくすれ違います!
バイクも駐車できますので、一味違ったところへ行きたい方にはおすすめのスポットです。
嵐山渓谷
「のどかな田舎町をのんびり走りたい」という方におすすめなのが、比企郡嵐山町(らんざんまち)にある嵐山渓谷周辺を走るコース。キャンプやバーベキューも楽しめるスポットです。
バーベキューはレンタルもできますので、ツーリングがてらにバーベキューを楽しむことも可能です。
ここの見所はなんと言っても、秋の紅葉がとても綺麗です。
山に囲まれた大自然の中をバイクで走るのはとても気持ちがいいですよ!
また、近くを流れる都幾川の土手沿いには250本ものソメイヨシノが植えられており、春には見事な桜を見ることができます。
バイクに乗ってのお花見もおすすめです!
小江戸川越
「秩父エリアまではちょっと遠すぎる」という方には、埼玉県川越市の観光スポットをおすすめいたします。
こちらは峠や山を走るという訳ではありませんが、埼玉県の川越市は【小江戸】と呼ばれる場所があり、蔵造りの町として有名な通りがあります。
「時の鐘」や「菓子屋横丁」という人気観光スポットのすぐそばを通る蔵造りの町並みをバイクで走ってみてはいかがでしょうか。
こちらは観光客が多く、食べ歩きをする人が多いので、バイクで走り抜けるというよりは、江戸時代のような街並みをゆっくり眺めながら満喫するという乗り方になると思います。
ベテランライダーには少し物足りないかもしれませんが、小江戸の町並みをバイクで満喫するという事に絞ると意外と楽しめるかもしれません。
「峠や山道のワインディングはまだちょっと怖い・・」という方はぜひ行ってみてください。
まとめ
- 国道299号線(入間方面から秩父方面行き)
- 国道140号線(長瀞町)
- 雷電廿六木橋(らいでんとどろきばし)(ループ橋)
- 巾着田
- 嵐山渓谷
- 小江戸川越
埼玉県内の定番から穴場的スポットまでを紹介してみました。
ツーリングコースというのは、自分の運転スキルや経験を踏まえてプランを立てると、安全にバイクを楽しむことができると思います。
ツーリングは楽しいものですが、上級者向けのコースを無理して走り事故など起こしてしまっては元も子もありません。
無事に家まで帰ることが良いライダーの条件だと思いますので、まずは走りやすいコースから徐々に慣れて行きましょう!
自分の相棒(バイク)と一緒なら、どこをどう走っても最高の思い出になるはずです。
安全第一でご安全に。