「ゴルフの会員権ってどうやって購入すればいいの?」
「メンバーのメリットって何?入会の際に気をつけることは?」
ゴルフ場のメンバーになるにはそのコースの会員権を所有する必要があります。
ゴルフ場で10年以上勤務してきた私が、これからゴルフ会員権を購入したい方へ、メンバーのメリットや入会方法を紹介いたします!
一般的にあまり知られていないお得な入会情報もお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください!
メンバーになるメリット
ゴルフ場のメンバーになるとどんなメリットがあるのか。
ゴルフ場スタッフだから分かることを紹介いたします。
【メンバー】はステータス
まずは何と言っても、コースのメンバーになるということは一種のステータスになります。
メンバーには誰もがなれる訳ではありません。
ゴルフ場ごとに規定は異なりますが、メンバーになるためにはただお金を払えばいいという訳にはいかないのです。
その人の経歴や職業はもちろん、マナーや人間性なども考慮されます。
名門コースになればなるほど、入会審査は厳しくなる傾向にあります。
そういった審査条件をクリアしたメンバーは、一緒に連れてきたプレーヤーなどから尊敬されることは間違いないでしょう!
プレー料金が安くなる
メンバーでない人のことを「ゲスト」や「ビジター」と言いますが、この「ゲスト」や「ビジター」の方と比べて、メンバーはかなり安くプレーすることができます。
さらに、基本的にゲストは平日にプレーするか、土日や祝日にプレーするかでプレー料金に違いがあるのですが、メンバーはいつプレーしても同じ格安料金でプレーすることが可能なコースが多いです。
仕事をしている方は必然的に土日などにプレーすることが多いですよね?
「土日や祝日にしかゴルフに来れないけど、平日より料金が高くなる」なんていう問題は気にせずにプレーすることが可能になります。
また、メンバーがゲストを連れてきた場合にゲストのプレー料金が安くなる「優待券・割引券」などが発行されるコースも多くあります。
「◯◯さんのおかげで安くプレーできました!」なんて言われて気持ちよくなれるのもメンバーさんの特典ですね!
クラブ競技に参加できる
ゴルフ場には定期的に開催される「クラブ競技」という試合が行われます。
「月例杯」などの毎月開催されるものから、そのクラブ内でのチャンピオンを決める「クラブ選手権」などがあります。
基本的にこういった競技へはメンバーのみが参加できることが多いです。
これはメンバーならではの特典ですよね!
【元ゴルフ場スタッフのおすすめ!】
「そんな競技なんて興味ない」「楽しくプレーできればいいんだ」と言う方もいるかもしれませんが、コースに慣れたら1度は競技に参加してみることをおすすめします。
仲間とワイワイ楽しくプレーするのももちろん良いのですが、競技という緊張感ある状況でプレーしてみると、プライベートゴルフとはまた違った面白さが見えてくるはずです。
実際、競技に参加するようになって、スコアがメキメキ上達した!という方も少なくないです。
ハンディキャップが取得できる
JGA(日本ゴルフ協会)に加盟しているゴルフ倶楽部なら、ハンディキャップを取得するこができます。
※現在はJGA/USGAハンディキャップインデックスと呼びます。
メンバーはプレーしたスコアを自分のゴルフ場へ5枚以上提出すると、ハンディキャップインデックスを発行することが可能です。
クラブ競技などではハンディキャップを用いてプレーを行いますので、このハンディキャップインデックスが発行されていないと出場できないものが多いです。
ハンディキャップインデックス取得後は【J-sys】というインターネットサービスを使用し、自分のハンディキャップの管理や確認が可能になります。
一人でプレーの予約が可能!ゴルフ仲間も増える
ゴルフは通常4名1組でラウンドすることが基本とされますが、「一緒にプレーする仲間がいない」という方も多いと思います。
メンバーになるとメンバー同士で組合せてラウンドできる「1人予約」を利用することが可能です。
多くのゴルフ場が取り入れている制度で、メンバーであれば1人でも予約することができるのもメリットの一つです。
また、一緒にプレーしたメンバー同士で仲良くなり、次回から一緒にプレーを予約するといったことも多く見られます。
ゴルフ仲間を作るのにも最適の場だと思います!
【ゴルフ場スタッフがこっそり教える秘密】
ゴルフ場にもよりますが、メンバーコースという名目上、予約を取る際メンバーは優先的に予約を取ることができることが多いです。
もちろん絶対ではありませんし、プレー日の予約状況にもよりますが、ビジターとメンバーが同時に予約を入れてきた際は、ゴルフ場としてはメンバーを優先することが暗黙の了解になっていることもあります。
予約の優先度や時間帯の融通が利くのは、やはり会員権と年会費を支払っているメンバーさんならではの特権ですよね!
メンバーになるにはどうすればいい?
実際メンバーになるためにはどうしたらいいのか?
大きく分けて以下の2種類の方法があります。
- 会員権を名義書換で購入する
- 新規で募集しているゴルフ場の会員権を購入する
どちらも会員権業者を通して購入することになることが多いです。
名義書換の場合は、売りに出ている会員権を購入して旧名義人から自分の名義に書き換える購入方法です。
また、新規会員を募集しているゴルフ場もあります。
どちらにしてもまずはゴルフ会員権を取り扱っている会員権業者に、希望するゴルフ場の会員権があるか問い合わせてみることが一番スムーズかと思います。
【おすすめ】新規募集しているゴルフ場を探してみる
自分の購入したいゴルフ場が決まっているなら、ゴルフ場に直接問い合わせてみるのもおすすめです。
会員権が売りに出ていない場合も、新規で会員を募集しているゴルフ場も多いです。
新規募集していればゴルフ場から会員権業者を紹介してもらえることもありますので、まずは一度お気に入りのゴルフ場に問い合わせてみたり、ホームページをチェックしてみてください。
また、新規募集しているコースの多くは、新たなメンバーを増やしたい訳ですから、相場よりもお得な料金で入会できるチャンスでもあります!
まずは新規募集を確認してみることをおすすめします。
メンバーになるとどんな費用がかかるの?
- 会員権代金
- 名義書換料
- 入会預託金
- 年会費
- 入会募集金
- 年会費
新規募集の方がかかる費用が少ないのでおすすめなのが分かりますよね。
ゴルフ場によって各料金は異なります。
会員権を売りに出されていても、新規で募集もしているゴルフ場もあります。
どちらがお得になるかをよく考え、会員権業者に問い合わせてみると良いでしょう。
入会面接時に注意すること
会員権購入後、入会に必要な書類を提出したのち、ゴルフ場への入会審査があることがほとんどです。
多くは面接ですが、一部同伴プレーをするコースもあります。
この時に気をつけておくべきことを紹介しておきます。
- 服装に注意する
- マナーに気を配る
- 同伴プレーがある場合、スコア制限があることもある
まず、ゴルフ場に来場する際、服装なども審査の対象となります。
夏場以外はジャケット着用は外せません。(厳しいコースは夏場もジャケット必須の場合も)
来場時から見られていますので服装には注意をしましょう。
もちろんプレー予定ならばプレー中の服装にも気をつけてください。
そして、ゴルフは紳士・淑女のスポーツであるということを忘れず、マナーにも注意が必要です。
「お金を払っているんだから」という気持ちが出てしまうとマイナスのイメージが付いてしまいます。
同伴プレーヤーと揉めたり、悪質な言い掛かりをつけそうだという印象を与えてしまっては審査に不利になってしまいますので注意した方が良いでしょう。
ゴルフ場の入会審査は、マナーが大事!
どんなにお金持ちでも、非常識な人は平気で審査に落とされます。
また、入会後も著しくマナーなどが悪質な場合は、「クラブ会員として相応しくない」と判断され、強制的に退会させられてしまう場合もありますので、大人のスポーツとしてゴルフを楽しみましょう。
面接に合わせて、同伴プレーも行うゴルフ場もあります。
特に名門コースではスコア制限がある場合もありますので、事前によく確認しておきましょう。
とはいえ、多くは100前後でスコアがまとめられれば問題ないことが多いです。
元ゴルフ場従業員からのアドバイス
会員権購入する前に1度「視察プレー」をしてみることをおすすめします。
そのコースの特徴やクセなどは、実際にプレーしてみないとなかなか分からないものです。
いざ入会したら「思っていたコースと違った」なんてことになってしまってからでは遅いです!
視察プレーは通常料金よりも安く設定していることが多いので、まずはゴルフ場へ視察プレーの問い合わせをしてみることをおすすめします。
それからコース自体も大切ですが、コースまでのアクセスについても考慮しておきましょう。
ゴルフ場まで電車で行きたい方は「駅からクラブバスが出ているか」なども重要になります。
また、ゴルフ場はスタート時間によっては朝の通勤ラッシュに重なってしまうこともあります。
思わぬ渋滞でスタート時間に間に合わない!なんてこともザラにあります。
時間に間に合わない場合、大幅に遅れてのスタートになってしまったり、最悪の場合プレーができないなんてこともあります。
時間にゆとりを持って早めの出発を心がけると、自然とスコアもよくなるかもしれませんよ!