ゴルフに興味を持っていざ始めてみたら、思うようにショットができず悩んでいる方も多いかもしれません。
ゴルフ雑誌や動画でレッスンプロの方などがショットの基礎や練習法などを公開していますが、始めたばかりの人はその情報量の多さに何をどう意識すれば良いのか分からず、頭が混乱してしまうことが多いと思います。
実際僕がそうでした。
頭で理屈が分かっていても、体が思うように動いてくれないよ。
また、1回のスイングで意識しなければならないことが多すぎて、結局何もできていないという状態になってしまっていました。
そんな僕が初心者だった頃に意識して練習し、実際に効果を実感できた内容を紹介します。
あまり情報量が多すぎると混乱してしまうので、これだけ意識すればちゃんと当たってボールが真っ直ぐ飛んでくれる6つのポイントを厳選してお伝えします。
今回は初心者が最初に行う「アイアンショットの練習」についてお伝えします。
これを実践したからと言って、いきなりスコア80台・90台を出せるようになるわけではありませんが、僕の体験から、少なくとも「クラブが球に当たり、トップ・ダフリ・スライスが起こる確率はかなり減る」ということは言えると思います。
僕が初心者時代に上級者や元ゴルフ研修生の人から教わった内容ですので、ぜひ参考にしてみてください!
アイアンショットの練習で意識すること
アイアンの練習をする時に、以下の6つの項目を意識してみてください。
いきなり全てを意識することは難しいので、ひとつずつゆっくり確認しながら練習していきましょう。
最初に練習するクラブは7番アイアン?9番アイアン?
初めてアイアンの練習をする際、何番のクラブを使えばいいのでしょうか?
アイアンの中でも長さ・重さがちょうど真ん中の「7番アイアン」が良いと言われることもありますし、初心者は短めの「9番アイアン」や「PW(ピッチングウェッジ)」の方が良いと言われることもあります。
「結局どれが良いの?」と思いますよね?
結論としては、どれでもOKです。
とはいえ、「どれでも良い」では結局どれから始めれば良いのか分からないと思いますので、初めは自分にとって振りやすいアイアンから練習すると良いです。
「7番・8番・9番」アイアンの中から、自分が振りやすいと感じたクラブを使うのがおすすめです。
僕は7番アイアンから始めました。
今でも7番は打ちやすいクラブだと感じます。
アイアンのスイング方法は基本的には何番でも同じですが、長いクラブほど扱いが難しくなりますので、慣れないうちは自分の打ちやすいクラブを使った方がスイングを身に付けやすくなります。
身長が低い方は9番などの短めのクラブから始めてみることをおすすめします。短いクラブの方がスイングしやすく感じると思いますよ。
教える人によって意見は様々ですが、まずはクラブに慣れることが大事です。
慣れてきたら徐々に長いクラブ(5番アイアン・6番アイアン)にチャレンジしましょう。
クラブは左手の薬指と小指に力を入れて握る
- なんとなくクラブを握っている
- クラブを両手でガッチリ握っている
このような握り方をしている方は、以下の3つのことを意識してみてください。
- クラブは左手の小指と薬指に力を入れて握る
- 「右手は添えるだけ」くらいの力でOK
- 構えた時に、右手が体(おへその下辺り)の中心にくるように意識する
まずはこれだけ意識すれば十分です。
上記のことを意識しないでも自然に構えられるようになると、ショットのミート率が上がるはずです。
球を置く位置は両足の真ん中か少し左足寄り(アイアンの場合)
ショット練習の際のボールを置く位置は、開いた両足の真ん中か少し左足寄りが打ちやすいです。
最初は左足寄りの方がクラブを当てやすいです。
私が初心者の頃に、打ちやすいと思ってボールを左足寄りにセットしていたら、「もっと真ん中か右寄りに置かないとダメだ!」とゴルフ経験者から言われました。
言われた通りセットして打ってみると、ダフったりちゃんと球が上がらなかったり、上手く打てる気が全くしませんでした。
もちろん、下手だからというのは分かっているんですが。
今でこそアイアンショット時のボール位置は、基本真ん中にセットしています。
ですが、始めた頃は左寄りでないと当たる気がしなかったんです。
最初は左足寄りから始めましょう。
まずはクラブをボールにミートさせる感覚を味わうことがとっても大切です。
キチンとボールを捉えられないと、キレイに当たっている感覚がなかなか掴めないんです。
これは本当に重要ですので騙されたと思って練習してみてください。
経験者の言う、「アイアンショットの際に真ん中〜右寄りにボールをセットする」というのは正しいことだと思います。
でも、初心者はそれじゃ打てないんです。まずは左足寄りでいいんです。
クリーンショットの感覚を掴みましょう。
練習して打てるようになってきたら、徐々に真ん中にセットして練習していけばOKです。
バックスイングからフィニッシュまで頭は動かさない
ボールをセットして構えた位置で一旦静止してみてください。
今の状態はボールのすぐ横にクラブがある状態ですよね?
つまり、クラブを振りかぶって振り下ろした時、今の位置にクラブが降りてくればボールに当たるんです。
当たり前のことだと思うかもしれませんが、初心者はこれが全くできないんです。
その多くの原因の一つに、スイング中に頭が動いてしまっていることが挙げられます。
特に、力が入って頭や顔が上に上がってしまうことが非常に多いです。
これだと構えた時の位置より上をクラブが通ってしまい、空振りしたりトップしたりすることが多発します。
いや、頭では分かっているんです。
自分では動かしていないつもりなのに・・
かなり意識しないと頭は動いてしまいますので、コツをお伝えします。
- バックスイングからショット後のフィニッシュまでボールから目を離さない
- 頭を動かさないというより、頭と地面がヒモで繋がっているイメージを持つ
「自分では動かしていないつもりでも、実際動いてしまっている」というパターンがとても多いです。
- 最初から最後まで絶対にボールから目を離さない
- 頭と地面がヒモで繋がっているイメージを持ちながらスイングする
この2点を意識するだけでミート率がかなり上がりますよ!
スイング中は両脇が開かないように
スイング中は常に両脇を締めることがとても大事です。
脇が開いてしまうこともボールにちゃんと当たらない原因のひとつです。
しかし実際打ってみると分かるのですが、両脇を締めてスイングするとあまり力を入れて打てないような感覚になります。
まずは力を入れずに両脇が開かないことを意識して練習してみてください。
慣れてくれば力の入れ方も分かってきますので安心してください。
両脇を締めたスイングを身につけるコツは、実際に両脇にタオルなどを挟んで、タオルを落とさないようにスイングしてみることです!
慣れないうちは難しいですが、きちんとしたスイング軌道が身につくのでおすすめです!
力みすぎない
どうしても「飛ばしたい!」という気持ちがあるので、力が入りがちになってしまいます。
深呼吸して肩や腕の力を抜いてみましょう。
ガチガチに力を入れても飛距離は大して変わりません。
それどころか、逆に飛距離が落ちたり、ショットも不安定になることが多いです。
ショットする際に力んでも良いことはほぼありません。
それよりもクリーンなショットが打てるように意識する方がよっぽど重要です。
力を入れるなら、上半身よりも下半身に入れると良いです。
足腰が安定していると、ショットの安定性・飛距離にも効果があります!
「下半身にグッと力を入れ、上半身はリラックス」のイメージが大事です。
むずかしく考えすぎない!
意識することが多くてむずかしく感じましたか?
そうなんです。ゴルフって難しいんです。
ですが、今回紹介したことを意識して練習すれば、きっとアイアンショットが楽しくなるはずです。
私もこれらのことを意識して練習したおかげで、ゴルフを挫折せずに済みました。
全てのことを同時に意識しようとすると頭がこんがらがってしまいます。
むずかしく考えず、ひとつひとつ徐々に体に染み込ませていきましょう!
- クラブは短めの振りやすいクラブを使用する
- 左手の小指と薬指に力を入れて構える
- ボールの位置は真ん中か左足寄りにセットする
- スイング中の目線・頭を固定する
- 両脇を締めてスイングする
- 上半身はリラックス
上記のことを確認しながら、ゆっくり練習していけば必ず上達できますよ。